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生理痛

生理痛

生理のたびに何日も下腹部や腰を襲う痛みに辛い思いをしている人も入れば、痛みらしい痛みをほとんど感じることなくすごしている人もいますよね。鎮痛剤や痛みの改善方法には色々な手段がありますが、中には我慢している人も多いようです。痛みを感じると脳がストレスを受け、さらに痛みを強くしてしまっている事もあります。生理痛には個人差がありますが、あまりにも痛みが強い場合には他の病気が隠れている可能性もあります。


痛みが起こる原因と症状

身体の変化と痛みのメカニズム

卵巣から成熟した卵子が排出される時には卵巣を内側から突き破るようにして、排出した卵巣は次の排卵もしくは妊娠した時のために卵子が飛び出して傷ついた部分を修復します。この時、生理痛に似た下腹部の痛み「排卵痛」を感じる人もいます。卵子が排出されると、子宮の壁は受精卵のベッドとしてふかふかと厚みのあるものになっていきます。これが受精しなかった場合、剥がれ落ちて月経血と一緒に体外へ排出されます。この時、子宮の収縮が起こるため、子宮と一緒に腸の収縮運動も起こり下腹部に重い痛みを感じます。また、血液や剥がれた子宮内膜の量が多いと狭い頸管を通過する時に頸管周辺に負担がかかり、痛みを感じる事もあります。

症状

生理痛として一般的に感じられるのは、下腹部に重く鈍い痛みです。月経の初めにはまだ月経血も少量ですが骨盤が開いていないため、血液が排出されにくく強い痛みを感じる人もいます。反対に、骨盤が開き血液が多く排出される2日目になると、血液が頸管を通過する時にかかる負担が大きくなるため強い痛みを感じる人が多いようです。血液が排出されるタイミング、子宮が収縮するタイミングで生理痛を感じるのが一般的です。また、下半身がうっ血しやすくむくみで脚や腰に痛みを感じる事もあります。

関係のある病気

子宮筋腫

子宮にできる良性の腫瘍です。この腫瘍が大きくなると生理の時に排出される血液が溜まってしまったり、きちんと排出されなくなるために痛みが酷くなる場合があります。

子宮内膜症・チョコレート嚢腫

子宮内膜が子宮以外の場所で増殖してしまい、その場所で月経と同じように組織が剥がれたり血液を排出しようとし始めます。しかし、この血液や細胞片は排出口のない場所に溜まってしまうため、痛みを引き起こす原因になります。また、この子宮内膜症によってできてしまった細胞片や組織片と血液が混ざってチョコレートのようなドロドロの状態になった瘤をチョコレート嚢腫といい、この塊によって子宮や頸管などが圧迫されたり癒着してしまう事もあり、そのために強い痛みが生じる事もあります。

改善・緩和方法

ツボ

冷え症や生理痛など様々な婦人病の症状を改善するのに効果的だといわれているのが、足首のやや上にある「三陰交(サンインコウ)」のツボです。足首の内側で、くるぶしより指3本分上で骨とふくらはぎの筋肉の境目辺りにあります。親指の腹でゆっくりト力をかけて押してみると、生理痛で悩んでいる人や冷え性のある人はかなり強い衝撃が響くような感じを受ける場所があります。はっきりと場所が分からない場合でも、この周辺をやや強めに押しながらほぐしていると良いでしょう。


テーピング
キネシオテープ

おへそから指1〜2本分下位置で両サイドの骨盤を結ぶような形でテーピングを行う緩和方法があります。これは下腹部の筋肉をテーピングで補う方法で、腰のツボや筋肉を和らげるマッサージと共に行うと効果的です。テーピングを行う際には、骨盤にテープがかからないように骨より指1本分程度離した位置から張り始めるのがポイントです。


鎮痛剤

月経痛はホルモンや自律神経とも深い関わりがあります。痛みを我慢し続けることで脳がストレスを感じてしまうと、自律神経が刺激されさらに強い痛みを引き起こしたり、鎮痛剤が効きにくくなるという事も多いので、産婦人科医師の指示に従って正しく鎮痛剤を使用すれば、薬を多用しなくても痛みを軽減することができます。


湯たんぽ

血液循環や滞り水分が溜まりやすくなる月経期は、特に下半身を冷やさないことが大切です。腰や下腹部に湯たんぽなどを当てておくと生理痛を和らげることができます。同じように、普段から半身浴などの習慣をつけて常に下半身を冷やさないようにしておくことも効果的です。しかし、温めることで血液循環がよくなって月経血の量が振ると反対に痛みが強くなる事もあるので、様子を見ながら気持のよくなる程度に温めることが大切です。