プラス妊娠

陣痛について

陣痛

お腹の中に生命を感じていた妊娠期間が終了に近づくと、陣痛が起こります。このいたみは新しい命との同居生活の終了と新たな出会いが近づいている力強いお知らせでもあるんですね。


陣痛が起こるわけ

出産兆候

妊娠後期で出産が近くなると、陣痛が起こります。これを身体が感じることで、母親本人は出産が近いことがわかりますし、そのときに向けて母親の体内でもめまぐるしい変化が起こっているということなのです。特に初産の場合、始めはやや不定期に起こり、胎児が子宮口のほうへ降りてくると、だんだん発来の間隔が短く・強く感じられるようになります。この間隔が定期的に10分周期で起こるようになったら兆候としてはっきり分かるようになるので、産婦人科や助産士へ連絡、または入院する目安とされています。

陣痛の不思議

人間は昔から、妊娠出産の原理を解明しようと研究を重ねてきましたが、実は今現在も人間の陣痛に関してはどのように起こっているかというメカニズムがいまだ詳細には解明されていません。胎児が子宮内から下降してくるに伴い、黄体ホルモンの現象と子宮収縮が起こる刺激が陣痛を引き起こす要因の一つとなっていることは分かってきましたが、早産と通常の出産で起こる陣痛は原理が違います。また、最近の女性は痛みや張りの感じ方が弱かったり発来が起こりにくくなっているとも言われています。

陣痛と出産

通常出産の仕組み

一般的には、赤ちゃんが子宮から子宮頚管へ降りてくる時期に痛みや張りを感じることが多いようです。赤ちゃんが降りてくると、子宮は収縮し黄体ホルモンの分泌が急激に弱まることになります。月経の時にも、黄体ホルモンの分泌に合わせて、腹部に違和感を感じることがある人もいますが、同じように黄体ホルモンと子宮の収縮が陣痛の発来と大きく関係しているんです。こういったホルモンの変化と胎児の動きによって、産道が赤ちゃんの通りやすい状態へと変化する「熟化」が起こります。熟化した産道を、頭と身体を旋回させながら胎児は体外へと出てくるのです。

微弱陣痛

弱い陣痛しか起こらない人の場合「微弱陣痛」と呼ばれ、場合によっては胎児に影響が出たり、母体が危ない状態になることもあります。陣痛が起こるメカニズムははっきりとは解明されていませんが、子宮の収縮と子宮頚管が柔らかく熟化することにより胎児は産道を通ることが出来ます。しかし、いたみや張りが微弱な場合、黄体ホルモンの分泌が十分ではなく、子宮が収縮して胎児を降下させるという働きが出来ません。また、頚管も硬いままなので胎児は用意に通過することが出来ず、難産になることが多いのが特徴です。そのため、産院などでは、予定日よりも一定期間出産兆候が現れない場合などには陣痛誘発剤を使って陣痛を促す事もあります。

早産

子宮頚管が柔らかく熟化するのは、体内で炎症が起きるときと同じようなメカニズムになっています。そのため、お産には早い時期に陣痛がはじまる、いわゆる「早産」は、何かの影響で子宮頚管が炎症を起こし、早い段階で頚管が熟化してしまうことで起こります。一般的に、妊娠22週目以降から37週目までの間に陣痛が起こり、分娩が始まるものを早産といい、胎児と母体への影響がかなり大きいことが問題になっています。そのため、妊娠前から子宮頚管の炎症検査・治療を行うことで早産をできるだけ予防しようと、検査や産婦人科の受診が薦められています。