プラス妊娠

羊水検査について

羊水検査

高齢出産になればなるほど、胎児に異常が現れる確立が高くなるといわれています。どんな子供でも大切なわが子ですが、家族の将来を考えて精神的・経済的な面から子育てが困難になる場合もあります。子供と家族の将来のために、羊水検査などの出生前検査を受ける人が多いようです。


羊水検査で分かること

胎児の異常

出生前に胎児の様子を見るための羊水検査では、胎児の状態について調べることが出来ます。しかし、胎児の状態すべてがわかるわけではありません。羊水検査で調べることが出来るのは、ダウン症候群などの染色体・先天性代謝の異常、神経系の欠損といった一部のみです。手足や目など身体の外側に現れる外的異常と内臓などの内側に現れる内的異常や原因不明の精神遅滞などについては調べることが出来ません。

羊水の量と変化

長年の研究の結果、羊水の量や成分が胎児の成長に大きな影響を与えていることが分かっています。特に排泄に関わる内臓や肺の成長には欠かせないもので、胎児が排尿運動を始めると羊水の割合のほとんどが胎児の尿ということになります。尿の量が十分あれば、内蔵機能が順調に発達しているといえますが、必要量に足りていないと内蔵機能に影響が出てくる可能性があるということがわかります。

診断をするか、しないか

かなり昔から行われている出生前診断で、トリプルマーカー検査が一般的になる前には、一般的でありほぼ唯一の検査方法でした。しかし、安全性や検査精度は、現在に比べあまり高いものではありませんでした。そのため検査を受けること自体に不安要素が大きかったようです。現在では、検査の安全性・精度共に高くなっていますが、羊水検査の結果異常が見つかった場合、両親がどのような選択をするのかが大きな争点となっています。

出生前検査

羊水穿刺検査

母体の腹部にかなり細く作られた針を刺し、赤ちゃんを包んでいる羊水を少量抜きとります。この羊水内には胎児から剥がれた小さな細胞が含まれているため、この細胞を使って染色体の異常について調べることが出来ます。細い針を使って穿刺するため、外界と遮断されているはずの子宮内に外界とつながる道が一瞬でも出来ることになり、赤ちゃん・母体共に多少なりと負担がかかる可能性があります。そのため、以前にも染色体に何らかの反応があった胎児を出産した経験がある場合や染色体異常が起こる可能性の高い高齢出産の場合などに行われる検査です。


トリプルマーカー
スクリーニングテスト

現在では、このトリプルマーカー検査が最も一般的な出生前検査となっています。直接子宮内に針を刺したりするわけではなく、お母さんの血液を検査して陽性・陰性の判断をします。お母さんの血液は、体内にいる赤ちゃんとつながっていますから、母体の血液検査でもある程度であれば見つけることが出来ます。しかし、直接胎児の細胞組織を調べる羊水検査に比べると精度が低くなるので、トリプルマーカーで陽性が出た場合のみ、その結果を受けて羊水穿刺検査を行うのが一般的になっています。また、最近では、3種類の物質に対して検査を行うトリプルマーカーテストの他に、同じ方法で4種類の物質に対する検査を行うクアトロマーカーテストを行うところも増えています。


胎児血液検査

安定期に入った胎児の様子を超音波診断装置で確認しながら、直接赤ちゃんの組織や血液を採取する検査です。胎児から直接細胞組織や血液を取るため、異常の有無を判断する制度は一番高い検査ですが、羊水穿刺検査と同じように針を使用し、なおかつ直接胎児に刺すため、様々なリスクがあります。そのため、よっぽど検査が必要とされる状況にならなければ使われない方法です。